シリコンを入れたら・・・

フッ・・・(;-_-;)誰が豊胸じゃっ!
高1の時にワガママ言ってまだ地元では普及していなかったコンタクトレンズを買ってもらった。
あれは人生が変わるほどの体験で、クラスのみんなに薦めまくったっけ。
あの頃は煮沸器でレンズを消毒するのが常でした。
技術は目覚しい進化を遂げ、今はソフトレンズ、それも使い捨てが主流。
数年前に待望の乱視用使い捨ても発売されて、以来愛用しているのだけれど、
ソフトレンズは瞳の水分を吸収しながら、その柔らかさを保っている。
なので、眼が疲れてきて涙の分泌が減ってくる夕方になると
どうにもこうにも不愉快な状態になってしまう。
そこで登場したのが、シリコン入りレンズだ!
このレンズの凄いところは、はずしてその辺に置いておいたとしても、
通常のソフトレンズならすぐに干からびてしまうのに、
5〜6時間はそのままの状態を保つという点。
つまり、シリコンのお陰で水分を内部に閉じ込めておくことが可能になり、
瞳の水分を奪わないという事。
ドライアイに悩む同胞には朗報だ。
これからは全てこのタイプに切り替わっていくとのこと。
乱視用のワンデーの発売はまだですか?と聞いたら、
もう間もなくだと思いますよ〜とのこと。
この時代に生きていて良かった〜!
 
覚書。[本]

照柿

照柿

マークスの山』を読んで以来、少し若き日の合田雄一郎に会いたくてこの作品を読んだ。
テリガキと読む。
意味は色の呼び名で、熟した柿の実の色。
これは小説内でストーリーとは関係は無いのだが、登場人物の2人を結ぶキーワードとなっている。
ぼったりと沈む夏の夕日の色。
工場の鉄が溶ける溶炉の色。
幼い日に手にした柿の実の思い出。
事件ありきではなくて、
男が殺人を犯すまで、それがどういう経緯でそうなったかを追っている。
息苦しい夏の暑さの中の事件。
読み薦める中で、後の殺人者が壊れていく様子がやりきれない。
来るぞ来るぞやらかすぞ・・・という頂点で、殺人は起きてしまう。
刑事の合田雄一郎と幼なじみで殺人犯になってしまう達夫。
逃げる達夫は幼なじみで刑事の雄一郎に連絡を取ってくる。
「達夫!俺の声、聞こえるか!」
「達夫!達夫、好きや・・・」<俺なあ、今・・・おかぁんに会いたい>
最後のシーンがひたすら悲しい。
なんでそんなに2人が佐野美保子に惹かれたのかは、
正直ちょっと理解に苦しむ。
でも人生を賭けて事件に没頭する刑事の様子は、
ホントのホントにこんな刑事さんがいる・・・としたら・・・イヤ、きっといるんだ・・・と思いたい。
勝手にキャスティング〜
合田雄一郎・・・渡部篤郎
野田達夫・・・杉本哲太
年が1歳違いの設定だから無理があるなぁ。
芥川賞直木賞が決まったなぁ。
いつか読んでみよう。