ikitekutuyosa2008-05-29

この完璧なフォルム!
オムライス万歳\(^-^)/
今日のランチはデパ地下の「Tめいけん」だ〜!
美味い(;_;)
疲れが吹っ飛んだよ。
近くには「K兆」の売場があり、その一角だけ閑散としている。
本家は関係無いとは言え、まともに影響を受けている様子。
何だか可哀想。
「頭が真っ白」になっているかも…

邂逅の森 (文春文庫)

邂逅の森 (文春文庫)

読了。
邂逅(かいこう)とは 思いがけない偶然の出会い という意味らしい。
文春文庫の夏の青春フェアです。青春って!
いやいや、今読んだっていいじゃない。
マタギの話です。猟師さんです。
マタギから炭坑夫になりまたマタギに戻る。
だから何しろ全編男臭さムンムン。
解説で田辺聖子さんが
「どんどん引き込まれてページをめくるのももどかしい」
書いてますが、まさにそんな作品でした。
命をいただくマタギという仕事は、山の神様との対話が大事です。
自分を律して山に臨む。
折に触れて“神”の存在を肌で感じる仕事。
自分はマタギをする資格があるのか?
山の神様は自分を試しているのか?
でもギリギリの場面で、神の存在さえも思い込みや幻なのかも・・・とも考える。
確かにね、ごく普通の生活の中でも
「あの時、あんな事したからバチがあたったんだ」
などと思う事が度々あるけれど、
それも単に気のせいと思う事もあるものね。
でも人はどこかで“大いなる者”の存在を意識しているのが普通だと思う。
命のやりとりの現場では尚更の事だと思う。
クライマックスは山の主である熊との勝負。
女性の存在も勿論重要な要素で、
生きて山から下りられるか?と考えたときに強烈に頭に浮かぶのが、
彼女の姿。
こう書くと安っぽくなってしまうけれど(;-_-;)
読んで良かった作品でした。