半日、瞳孔が開きっぱなしでした。
LIVEではなく、スペイン坂観覧でもなく「眼底検査」。
「5〜6時間、見えにくい状態になります」と言われた。
検査前に瞳孔を開く目薬をさされると、20分後には強い光を当てられても
瞳孔はピクリとも収縮しなくなった。
「目」のしくみって凄いのね。
動物の体って神秘に満ちているわ。
気軽に臨んだ検査だったのに
「瞳に検査の器具を当てますけど、痛み止めをつけますから痛くないですよ」
と言われて、スパイ映画の拷問のシーンを思い出した。
瞼が閉じないように固定されて、
「どこの組織だか吐け」とか言われて、目に、何かとんでもない怖い事されるシーンだ(;-_-;)
ちょっと心拍数が上がったけれど、検査は簡単に終わりました。
結果は異常なし。強度近視の人は定期的に検査を受けましょう・・・と言われた。
外に出たら眩しいのなんの。
そりゃそーだ、瞳孔開いているんだもの。
TVもよく見えないので昼寝。
 
夕方、正常に戻ってきたので予定通り映画に出かけた。
幸せのちから」 主演:ウィル・スミス
実話のサクセスストーリー。
医療機器の営業マンは仕事が上手くいかず、お金に困り奥さんは出て行ってしまう。
5歳の息子を抱えて状況はどんどん悪くなり、
先着順の教会の無償提供のベッドに寝泊りするようになる。
時には血液を売る貧乏生活の中、それを悟られないようにしながら、
証券会社の研修に半年間通う。
研修はノーギャラだから土日は息子を連れて医療機器を売り歩く。
息子役がウィル・スミスの実の息子で
エマニエル坊やみたいな可愛い子。
うまいんだなぁ〜カエルの子はカエル。
地下鉄のホームでその夜の寝場所に困り、途方に暮れる。
不安がる息子に目を閉じさせ、タイムマシンで恐竜がたくさんいる時代にワープする遊びをする。
洞窟に隠れろ!と言いながらトイレに駆け込み鍵をかける。
今夜はココに泊まるしかない。
外からドンドンとノックされる中、疲れて眠った息子の耳をふさぎながら、
辛い生活に涙を流してしまう。
最後はたった一人の採用枠に選ばれる。
会社を飛び出し、通りにひしめくビジネスマンの中で喜びの涙を流すシーンは
教会でベッドを求めて並ぶ人込みと対照的で、
“抜けた!”感があって感動する。
どんどん貧乏になっていくところは、誰にでもありうる感じに描かれ、
他人事ではなくてゾッとする。
でもあの頑張りをマネするのは大変。
転げ落ちるのは誰にでもあるけれど、這い上がるのは大変ってことよね・・・