♪冬が始まるね

一昨日の朝、冬になったな〜と感じまして。木枯らしピープー寒いです。
怒涛の営業4日間が終わりました。
やっぱり現場は勉強になります。
体型を見極めて着付けるのは本当に技術がいります。
大勢の美容師さんや着付け師さんと話ができる良い機会です。
今回勉強になったのは風呂敷の包み方。
最初の対角線を合わせる時に、実は慶事と弔事で違いがあります。
普通の着物の合わせと一緒なのが慶事
棺おけに入る仏様は左前に着せますが、風呂敷も同じです。
お祝いやお香典を包む時は気をつけますが、普段は気にしていませんでした。
それをこだわれたお客さんがいらっしゃると聴きました。
なるほど・・・気をつけなくちゃ!
昨日は結婚式のお手伝いに入りました。
打ち掛けと聞いていたのに、行って見たら黒引き・・・アララ。
黒引きは最近人気があります。黒の本振袖を裾を引いて着付けます。
豪華で色っぽくてとても綺麗です。
新婦のお父さんがモーニングを借りていたのですが、
衣装がかけてある部屋に案内したら、お父さんたらさっさとズボンを脱ぎ始め、
成り行きで、サスペンダーをしたりカフスをはめたり・・・完全に仕事の範囲外です。
そして私はネクタイを結べない事実にハタと気付きまして・笑
あちらにお鏡がございますので・・・と逃げました。
ネクタイも結べないといけないのかね?と反省した次第です。
式は普通の神社でした。
神主さんが「花嫁さんの介添えに付いてください」とおっしゃるので、
開け放した本殿の寒い板の間で、じーっと立つハメになりました。これも想定外。
神聖な場で、咳こんだらどうしよう?と、そればかりが心配。
三々九度など、さっさと飲んでくれ!もしくは暖まりたいのでちょっとください!
と、不謹慎にも思ってしまい・・・イカンイカン!
花嫁の父は涙ぐんでいるというのに。(母はケロッとしてました・笑)
それにしても、昨日の新郎さんは古風な方で、
借りた紋服の紋が違うとのご指摘。
貸衣装はたいがい“違い鷹の羽”という紋がついていますが、
お客さんから要望があると、シールを貼ります。
羽織にはちゃんとご要望の家紋が貼ってありました。
羽織を脱ぐ事は無いのでそれでOK。
すると今度は自分のお母さんの着物の紋が違うと、また紋を気にしています。
お母さんがご持参の留袖には実家の紋が付いていたのですね。
「親子で紋が違うって変じゃない?」・・・この場合は変じゃないです・笑
披露宴会場のレストランに車で移動する時も、
「近所に斎場があるのですが、そこは通らないでください」と。
なるほど。タイミングによっては霊柩車と遭遇する可能性があります。
それにしても、若いのにまぁ・・・
現場は勉強になります。。。
今日の検定試験、3級は撃沈でした・汗
細かく勉強してないとムリ!来年がんばろーっと。
1,2,3,4,2,2,3・・・4が少ないか?と、テキトーにマークしてさっさと出てきたら、
外では東京国際女子マラソンが行われていました。
ガンバレー!と沿道で旗を振る人達。
世の中には頑張っている女の子達が沢山いるな〜と感慨深く足を止めました。
LIVEの余韻で乗り切った一週間でした☆