月曜の朝刊に短歌と俳句の投稿が載る。
ホームレスの方が投稿していて、その秀逸さに、先月、編集部が連絡先を求める記事が載った。
その方は月曜だけは新しい新聞を買う様子だ。
今朝はその方から返歌があったとの見出し。
キターッ!と1番に見た。
ホームレス歌人の記事を他人事のやうに読めども涙零しぬ
胸を病み医療保護受けドヤ街の柩のやうな一室に居る
我が上は語らぬ汝の上訊かぬ梅の香に充つ夜の公園
月曜はまず彼の歌を探す人の歌も載っていた。
応援歌は増えるばかりだ、とあった。
投稿の謝礼も応援の声も届けたいのだけれど、
本人の希望もあり、無理に探索する事はしないらしい。
いつか彼の歌集が出来たらいいのに…