灰の旋律

灰の旋律

ジャケ借り本(題名と装丁を見て適当に手にした本)です。
この主人公の男、何か、知ってるぞ。
と、思って調べたらこの方の作品は、以前に読んでいました。
雪虫」の主人公の鳴沢了です。
何故に同じタイプの刑事(この作品では元刑事)の話を別に書いたのだろう?
ハードボイルド大好きちゃんの方にお奨め。
こんな男がいたら・・・お目にかかってみたいものです。
この作品で魅力があるのは、矢吹というオジサン(音楽プロデューサー)のキャラ。
むしろ、こういう人が主人公の小説が読みたいと思った。
話は、元デカの探偵が、昔売れたバンドのメンバーを探してくれという依頼を受けた事から始まる。
そのうちにドラッグ絡みの事件に巻き込まれていく。
スラスラ読めました。